(一社)全国牛乳流通改善協会
優秀賞
道新りんごステーション
代表者伴野 卓磨氏
| 店数 | 冷蔵庫 | 冷凍庫 | 自販機 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 本店 | 1店 | 2坪 | 1坪 | ー | |
| 保冷車 | 冷蔵車 | 軽トラック | ワゴン車 バンなど |
二輪車等 その他 |
持込車 |
|---|---|---|---|---|---|
| ー | ー | ー | 2台 | ー | ー |
| 経営者 | 家族従業員 | 専従従業員 | パート アルバイト |
合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性 | 1人 | ー | 1人 | 1人 | 3人 |
| 女性 | ー | ー | 1人 | 2人 | 3人 |
| 合計 | 1人 | ー | 2人 | 3人 | 6人 |
| 商品分類 | 前年比 | 構成比 | |
|---|---|---|---|
| 牛乳関連 | 普通牛乳 | 112.6 | 99.8 |
| 加工乳 | |||
| LL牛乳 | |||
| 乳飲料 | |||
| ヨーグルト | |||
| その他宅配商品 | 200.0 | 0.2 | |
| 牛乳関連合計 | 112.7 | 100.0 | |
| 宅配卸以外の売上計 | ー | ー | |
| 合計 | 112.7 | 100.0 | |
| 業態 | 前年比 | 構成比 |
|---|---|---|
| 宅配 | 112.7 | 100.0 |
| 卸(小売) | ー | ー |
| 自販機 | ー | ー |
| 集団 | ー | ー |
| その他 | ー | ー |
| 合計 | 112.7 | 100.0 |
| 商品分類 | 前年比 | 構成比 | |
|---|---|---|---|
| 牛乳関連 | 普通牛乳 | 120.2 | 99.8 |
| 加工乳 | |||
| LL牛乳 | |||
| 乳飲料 | |||
| ヨーグルト | |||
| その他宅配商品 | ー | 0.2 | |
| 牛乳関連合計 | 120.4 | 100.0 | |
| 粗利益率 | 50.1 | ー | |
| 配達 時間帯 |
コース数 | 集金方法(軒) | 日均 本数 |
|||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 毎日 | 週3 | 週2 | 週1 | 他 | 訪問 | 郵便局 CVS払 |
引落 | 袋 | キャッシュレス | 合計 | ||
| 早朝 | 187本 | |||||||||||
| 午前 | 5 | 25 | 25 | 75 | 30 | |||||||
| 午後 | 3 | 15 | 15 | 40 | 25 | |||||||
| 夜間 | ||||||||||||
| その他 | ||||||||||||
| 合計 | 8 | 40 | 40 | 115 | 55 | 250 | ||||||
該店は札幌市営地下鉄南北線南平岸駅から徒歩10分の所にある。
「地域のヒト・モノ・コトをつなぎ、豊かな地域生活をサポートする」
「経営強化と地域貢献の両立」を目指す
コミュニティの希薄化、少子高齢化、健康などの様々な地域課題に対し、「届ける・伝える・つなぐ」という地域に密着した牛乳販売店ならではの強みを活かし、地域新聞の発行、講演会の実施、健康セミナーなどの様々な地域貢献活動を行ってきた。牛乳販売店の強みである配達網、営業力、集金システム、ブランド力、宣伝力をフル活用し、「経営強化と地域貢献の両立」を目指していく。
フレイル予防をテーマとし次の3つの観点で実施している
地域の高齢者の健康寿命の延伸
官民連携によるマーケティングモデルの構築及び高齢者施設以外への販路拡大
札幌市豊平区役所との共催で「豊平区フレイル予防健康セミナー」として開催。区役所保有の血管年齢測定器、脳年齢測定器、歩行姿勢測定器と森永乳業が保有する骨ウエーブによる健康測定で付加価値を高める。
札幌市全域に横展開する。区単位だけでなく、連合町内会単位でも開催し、新聞社やスポーツクラブ、高齢者施設など地域のステークホルダーと連携し「地域の健康ステーション」として高齢者のあらゆる健康課題をサポートしていく。
宅配外出中など電話が繋がらないので顧客の不満につながっていた
電話対応の自動化による顧客サービスの強化
AIテクノロジーを活用したAIコンタクトセンターを自社開発し運用開始
電話業務削減で宅配や営業への時間を増やせたことで経営改善につながった。
社用車にドライブレコーダーを搭載して万一に備えている。アルコールチェッカーの測定を毎日実施。毎日の朝礼で交通安全等の注意を喚起している。
毎週月曜日開催の営業会議で新商品情報などを共有するとともに、物販やイベント、チラシ等についてスタッフ全員で把握するようにしている。
営業会議では、前週の振り返り、目標獲得数に対する進捗状況、週間活動予定、解約状況、売上予測、顧客情報を共有している。
該店の歴史は、2010年に新聞配達店に入社したことから始まるが、諸般の事情から2020年に森永乳業の宅配事業も開始して5年目という、牛乳販売業としては新しい販売店である。その新聞販売業と乳製品の販売を効果的に組み合わせたイベント営業が、高い効果を上げている販売店である。
過去には、従業員による訪問営業・電話営業、セールス専門会社の利用等で拡販を図ってきたが、期待したほどの効果が得られなかったので、自店を「地域の健康ステーション」と位置づけて、高齢者施設での健康セミナーを通じた販売促進活動に注力してきたことが高い効果を生んでいる。そして、その効果を豊平区だけでなく行政とも連携し、札幌市全体にも広げようと活動している。
対象は、経済的にゆとりのある高齢者が居住している「サービス付高齢者住宅」居住者で「フレイル予防健康セミナー」として実施。内容も講師陣も斬新なものとしており、受講者に好評で客単価、継続率ともに高い値を示している。
また、新聞や地域のFMラジオ局を通して、乳製品の歴史や効能の啓発活動にも注力している。特に北海道新聞のコラム欄に「朝の食卓」として店主が執筆していることは、知名度向上に有効に働いているのではないかと思う。
業務効率化の一環として、AIコンタクトセンターを自社開発・運用している。元々、新聞販売店用に開発したものだが、牛乳販売用にも有効活用できている。牛乳の宅配をしている時に、事務所の電話が通じないという不満が解消されて顧客からも喜ばれている。今後は、牛乳販売店用にカスタマイズして、全国の牛乳販売店に提供していきたいという遠大な構想も抱いている。
それから、品質管理の一環である保冷剤の使用方法について、従来は、寒冷地では冬場には使用しないと認識していたが、該店では、受け箱が設置してある玄関フード内は暖かい場合があるので、原則として年間を通して使用しているとのこと。これも新しい発見だと感じた。
最後に、該店の将来は明るいなと感じた。新聞配達業務とコラボしたイベント営業、新聞やラジオ等を利用した情報発信、AIコンタクトセンターの活用など、随所に新しい流れを作り出し活用していることで、営業力向上とともに更に何か新しい動きが生み出されるのではないかと期待している。